boy meets girl【part3】

初めに

神奈川県横浜市の就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」の利用者である、菜摘草司さんから長編の創作作品の投稿がありました。今回は、第4章まである作品の第3章の部分を掲載します。

前回までのあらすじ

咲ちゃん、良君、高ちゃんは、同じ高校に通う同級生。ふとしたきっかけで知り合った3人はすぐに意気投合し、良君からの誘いでディズニーランドに行く約束をした3人だが、なかなかその約束は実行されないまま秋を迎え・・・。

第一章 boy meets girl【part1】

第二章 boy meets girl【part2】

恋の季節

夏休み、体育祭が終って、次は文化祭。三人は、テーマパークで遊ぶ約束をして、学生生活を送っていると、今度は、進路指導の日を先生からつげられ、今日が良君の進路指導の日、さて、どうなるか。

「先生、まだ一年生なのにもう、進路指導ですか? 二年生の時でも、いいんじゃ、ないですか?」

先生「あのなー。良、今は、もうそんな悠長なことは、言ってられないんだ! みんな、必死で勉強しているんだぞ! 良、おまえは、大学行かないのか? おまえなら、頑張れば一流とは、言えないけど、1.5流くらいなところなら、いけるぞ! 何か、大学でやりたいことはないのか?」

「先生、俺、母子家庭だよ! 母ちゃん、そんなに働かせられないよ! それに、お金もかかるし。俺、高校はいるとき決めたんだ! 大学には、少し未練あるけど、高校出たら働こうと思って、それで中学からやってきた、バスケ高校三年間、一生懸命やろうと思って・・・先生、あと、二年半あるから、もう少し考えさせてください! 大学、入学金あれば、入ってから奨学金やバイトして、いけるかもしれないから! よく考えます。」

先生「わかった、良、よく考えるんだぞ! 今日は、これで終わり、帰っていいぞ。」

「ありがとうございます。失礼します。」

三人は、テーマパークで遊んだあと、やっと自分たちのホームグランドに帰ってきた。コーヒショップで、今日の出来事を振り返りながら、楽しく夜が更けていくのも忘れて、夢中で話をしている。

「高ちゃん、今日、楽しかったね! 良君ディズニー誘ってくれてありがとう! 男の子と一緒に、行くの初めてなん‼ 本当に、楽しかった!」

「でも、咲が、あんまり、はしゃぎすぎているんで、少し心配したよ!」

「そうよ、明日もあるんだから、私チョット引いちゃった。でも、本当に楽しくって、しょうがないって感じだった・・・」

「高ちゃんも、良君も、ごめんね! 本当、言うと友達とディズニー行ったことないんだ。こんなに、楽しかったの生まれて初めて!」

「咲、俺さ、本当は、誘ってもダメかなぁと思ってたんだ、でも、今日、高ちゃんも一緒だったから親も安心したんだと思う。俺も楽しかった、行ってよかった。」

「私はね、咲がホーンテッド・マンションで泣いているの見て咲の意外な一面を見てしまった。やっぱり、天然だった⁉」

「また、高ちゃん、からかう~! もぉ~!」

「咲、高ちゃん、そろそろ、もう遅いから、切り上げて帰ろ!」

「そうだね、みんな帰ろう、高ちゃん、途中まで一緒に帰ってぇ~。」

「またぁー! まあ、いいか! 良君、またねー、バイバイー!」

「暗いから気を付けて帰るんだぞ! 明日、学校、来いよ~!」

バスケ部の練習が終わり、友達と一緒に帰るところで校門に差し掛かると、女の子が一人待っている。さて、誰でしょう?

「良‼」

「あれ、高ちゃん! どうしたの?ちょっと待ってて! みんな、先にいっててくれる、俺、この娘と話していくから‼」

友達「え~、なんだよ! いつの間にっ! やけるな~! いいよ‼ 先、行ってる。うまくやれよ~!」

「うるせーな! 早くいけよ」

友達「じゃあな! さびしいー‼ 行こ‼」

「どうしたの? 高ちゃん、一人で・・・・」

「待ってたの、一緒に帰ろうと思って」

「へぇ~! ありがとう! 部活は?」

「今日、外で練習だったから早く終わって、みんなと別れて。ここで、待ってたの・・・・」

「そっかー! 二人で会うのは、初めてだね!咲とは友達って言うか、よく、話すけど高ちゃんとは友達じゃないな・・・」

「え⁉ 友達じゃないの?」

「そう、友達より、好きかな・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうしたの?」

「突然、、そんなこと言うんだもん!」

「ごめん、チョット、フランクに言ったんだけど・・・嘘じゃないよ! ごめん!」

「うれしいけど、ちゃんと、言ってほしい、私も好きだから・・・・」

「えっ⁉・・・・・・・」

「私ね、今日、良君に告白しようと思ったの。しちゃった‼ 告白・・・・‼」

「えっ‼・・・・・・・」

「いつ、返事くれる?」

「ちょっと待ていてくれる、そうだ、ここじゃなんだから、歩きながら話そう! 暗くなってきたし」

「そうね・・・・・帰りましょう!」

次週へ続く・・・

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