天は自ら助くる者を助く。Heaven helps those who help themselves.

こんにちは。
ほまれの家横浜のQちゃんです。
皆さんは、「天は自ら助くる者を助く」という言葉をご存じでしょうか?これは100年以上前の英国(イギリス)の思想家、サミュエル・スマイルズという人が「自助論(self-help)」という書籍で紹介している考え方です。今回はこの本についてお話したいと思います。

自助論(self-help)という名の本

訳者の竹内均さんは、元東京大学の教授で福井県出身の方です。

「人生を最高に生きる私の方法」など自著も多く、継続を大切にされている印象があります。

私は自己啓発の本が好きなのですが、実はその分野において、人生で初めて読んだのがこの本です。産業革命を経て英国が世界最大の国となった後、徐々に停滞を始めた時代に書かれたものです。30年以上前に出合いましたが、その時にも「現在の日本の状況と似ている」と表現されていました。現在の日本も普段は気が付きませんが、戦後の復興からバブル時代の隆盛を経て、停滞した30年を過ごしています。GDPは10年程前に中国に追い抜かれたかと思うと、現在は3倍以上の開きになっています。

一人一人が成長する為には・・・

では、この本には何が書かれているかというと・・・。
それは、制度や法律を整えても、結局は国民一人一人のレベルにより国力は決定されるということ。
だから、一人一人が成長することが国力の強化につながるということ。
さらに、一人一人が成長する為には「目の前の仕事に打ち込もう」と説いています。

つまり、目の前の仕事に打ち込むことが自分を助ける最大の行為であるという事です。この考え方を当たり前と感じる方は自助の精神をもって生きているということかもしれませんね。

援助者は自分

自助の精神が強い方は、「自分で自分を助ける」「最大の援助者は自分自身である」という意識をそもそも持っています。
ただ、苦しい時や上手く行かない時に真価が問われます。
それは、幸運が降りかかることを期待していたり、周りの人が手を差し伸べてくれると過度に期待していたりと、苦しい時には自分のコントロールできないところに依存してしまうことがあるのです。
そういった時に「主体的に自分で考え行動することができるか」の真価が問われます。

ただ一つ付け加えておくと、周りの人に期待するということと、自分で主体的に周りの人に援助を求めるということは全くの別物だということです。
援助を求めるという行為も自分で自分を助けるということだからです。自分ですべて抱え込む事とは違うのです。
本当に自己責任を取れる人は「主体的に援助を求める」こともいといません。同時に人に対して積極的な協力姿勢があるのも特徴です。自助の精神は貢献の精神にもつながっているのです。

みなさんもぜひ1度、この本をご覧になってみてください。

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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」のQちゃんが執筆しました。