就労継続支援A型事業所の職員になったきっかけ

初めまして!
2021年6月から、神奈川県横浜市の「就労継続支援A型事業所・ほまれの家横浜」に職員として勤務している「そら」です。

ちなみに「そら」とは、我が家のワンコです。↓
(写真は、我が家にやってきた初日。当時、3か月)

このブログに初めて書かせていただきますので、自己紹介をかねて今回は、どうして「就労継続支援A型事業所」の職員に就いたか?を語っていきたいと思います。

その1:福祉との出会いは、高校時代の青少年赤十字活動

今からもう40年以上前の話になりますが・・・どこの高校でも、新入生が入学してくると「部紹介オリエンテーション」が開催されるかと思います。

自分自身、どの部活に入るのかはまだ全然決めていなかったのですが、そのオリエンテーションの中で一番印象に残ったのが「JRC同好会」(Junior Red Cross:青少年赤十字)でした。
(印象に残ったと書きながら、どんな説明だったかは、もう今となっては忘れてしまったのですが。)

活動内容としては、近くの盲学校に慰問して、生徒さんと一緒に(視覚障害者用の)バレーボールやサッカーをやったり、いろいろとゲームをやったり。

目の見えない生徒さんでも、すごく楽しく学校生活しているんだなぁ~。と感じました。

あと、校門前などで募金活動したり、点字や手話を覚えたり。
(もう今では、手話も点字もすっかり忘れてしまいましたが。)

(これは個人的な考えなのかもしれませんが)

40年以上の前の社会って、今ほど「福祉」という言葉自体、世の中全体としてあまり盛んではなかったこともあり、同じ学校の生徒からは「偽善者」「偽善活動」など、あまり良くない言葉を聞いたこともありました

一番慕っていた先輩が、福祉系の大学に推薦で入学されたことを聞きましたが、自分自身はまだ「福祉系の仕事」に就くまでの勇気もなく、高校を卒業してからは、しばらくの間、福祉とは無縁の生活が続きました。

その2:IT企業での人材育成

話はかなり飛んでしまいますが・・・

大学卒業後は、某IT企業でSE職に就きました。

主に銀行系のシステム開発を担当していたのですが、1つのプロジェクトが本番稼働し、システムが少し落ち着くと、また別の(忙しい)プロジェクトに異動していくというその繰り返し。

「スキルがある人が、もっとたくさんいればなぁ」とよく思ったものです。

と、その思いからでも無いのですが、数社の会社さんが参加しての「人材育成委員会」に、(最初は上司からの強制命令で)私が参加することになりました。

「人材育成委員会」では、主に中堅社員を中心とした「人間力醸成塾」など年に1~2回の研修会(1泊2日)を開催していたのですが、その中で一番印象に残っているのは、下記①~④という一連の流れの研修でした。

  1. まずは20年後、世の中がどうなっているかを想像する。
  2. 次に、(1.の20年後を想定して)10年後自分自身がどうなっていたいかを検討する。
  3. 10年後そうなるためには、1年後どうなっていなくてはいけないかを検討する。
  4. 1年後そうなるためには、明日からどうすればいいかを検討する。

何ごとも、「夢」→「ゴール」→「(近い)目標」→「明日からの実践」というルートはすごく重要だなぁ。と今でも感じています。

その3:地元でのボランティア活動

そんな生活を30数年続けてきたのですが、60歳という定年も見え始めてきた50代半ばのころ、「定年後の余暇にそなえて、地元で何か新しい活動をしてみたい」と思い、地元の社会福祉協議会さんを経由して、ボランティア活動に参加することにしました。

おこなった活動としては・・・

  • 障害者の小中学生を対象とした夏祭りサポート(一緒に料理したり、ゲームしたり、食事したり)
  • 就労継続支援B型事業所での、クッキー外部販売、DM発送準備
  • 地域活動センターでの、パソコン講習(初心者)サポート、就活研究会議サポート

など。

ボランティア活動で感じたことは、どの利用者さんもみんな一所懸命に楽しく毎日を生きていて、例えばクッキー販売でも「どうやれば、たくさん売れるのか?」を職員さんに聞きながらおこなっていたり、就活研究会でも「どんな就職がしたいか?」「どんな気持ちで就職活動をすれば良いか」など、真剣に考えたりしていました

地域活動センターの施設長さんとも少しお話をさせていただいたのですが、まだまだ障害者に対する就職とかは厳しい世の中で、利用者さんの就活サポートも大変な状況ということでした

私が長年勤めていたIT関連など、まだまだ人手不足のところもある中、それなりの高いスキルがないとやはり難しいのかなぁ。と感じたものです

逆に言うと、技術力・人間力共に高いスキルがあれば、そういったお仕事にも就くことができるのでは?
(実際、車いすでSE職に就いている方も同じ職場にいました)。

そのために、何かしら少しでもお手伝いできることがあるのでは?
との思いで、定年後は就労(継続)支援への道を目指すことにしました
(IT会社からは「再雇用すれば?」というお話を何度も頂いたのですが)

「就労継続支援A型事業所・ほまれの家横浜」を選択したきっかけは・・・次回お話したいと思います。

おまけ:「ふくし」とは?

ボランティア活動をしている中で、セミナー等にもいくつか参加させて頂いたのですが、その中の一つに、

「『ふくし』って(一言で)何だと思います?」

という質問がありました。

当時の自分には、それが答えられなかったのですが・・・

福祉とは・・

だんの らしの あわせ』。

「ほまれの家横浜」の利用者さんをはじめ、全ての皆さんの「普段の暮らしが幸せ」になりますように、日々精進していきたいと思っています。

では、また次回に!

「そら」でした~。

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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」のそらが執筆しました。