富山の秘境・黒部ダムで絶景体験!

こんにちは。ほまれの家のココアです。
今回は、ゴールデンウイークに観光に行った先についてお話したいと思います。

黒部峡谷にそびえる巨大ダム観光

実は富山生まれで祖父が富山にいるため、今までの人生で何度も富山県には訪れていたのですが、富山の観光名所の1つである黒部ダムには行ったことがありませんでした。

そんな訳で今回のゴールデンウイークに行ってきました黒部ダム!

高さ186メートル、と日本一の高さを誇る、日本有数の巨大ダムである黒部ダム。北アルプスの立山連峰と後立山連峰に囲まれた黒部峡谷にあります。

富山県の観光名所と言っても、長野県との県境からは3キロメートルと、富山県内でもかなり長野県寄りの場所にあります。中部山岳国立公園内を長野県から富山県まで結んでいる立山黒部アルペンルートの途中にあるのですが、長野県側からアクセスした方が近いです。

実際、私も長野県側から向かいました。長野県の大町市、扇沢駅まで車で向かい、そこから関電トンネルを電気バスで通り抜けて行きます。

関電トンネルは、黒部ダム建設の際の工事の難所の1つであった破砕帯があったトンネルです。破砕帯とは、岩盤の中で岩が細かく割れ、その間に地下水が入り込んでいる脆い地層のことで、今現在も関電トンネルの中では破砕帯から流れ出ている地下水を見ることが出来ます。

工事を行っていた当時は、水温4度の水と岩が崩れ落ちてくる中での作業となり、トンネル開通工事は80メートルを掘り進めるのに7カ月を要したと言います。

バスの車内では、県境、破砕帯、トンネルの中間地点など細かくアナウンスしてくれるので、トンネル内でも退屈せずに目的地へ向かえます。
そんな、開通に困難を極めた関電トンネルを通り抜けると、いよいよ黒部ダムに到着します。

バスの到着駅は地下にあるため、到着してすぐ黒部ダムの全貌を見ることはできません。
到着口から階段を上り、ダムを上部から眺められる展望台に向かうルートと、階段を下りダムの堰堤へ降りていくルートの二つがあります。
私は体力に自信がないため、先ず体力がなくなる前に上ることにしました。(残念ながら、真っ先に上っても上りきる前に体力が尽きそうになりましたが…)

200段以上の階段を上った先で漸く黒部ダムを目にすることが出来ました。その時の写真がこちらです。

ちなみに階段の途中や展望台などに湧き水があるので、空のペットボトルなど水を汲める容器を持っていくことをお勧めします。
私は持っていなかったので、手で掬って無理やり飲みました。長い階段を上りきった後の湧き水はとても美味しかったです。

黒部ダムは、立山黒部アルペンルートの中では標高が低い方(1470メートル)なのですが、ゴールデンウイークでもまだ所々に雪が残っていました。冬の間、如何に雪深い場所なのかが伺い知れました。

展望台や展望台から降りていく外階段の途中には、黒部ダムの工事に使用された機械のパーツが展示してあったり、黒部ダム建設をテーマに撮影された映画、「黒部の太陽」にて使用されたトンネルのレプリカなどがあります。
トンネルのレプリカ内には工事当時の記録の展示や実際に工事に携わった方の証言を記録した映像が放映されており非常に興味深かったです。

ただ、1点残念だったのが、ダムの観光放水の時期ではなかったことです。ダムから流れ出る大量の水を見たかったのですが、今年の観光放水は6/26からだそうで、私は見られませんでした。

さて、展望台を降りると今度はダムの堰堤に着きます。堰堤は長さ429メートル。往復するだけで約1キロです。展望台から見下ろしていた時とはまた違った迫力があります。

歩いても歩いても反対側に着きません。(足が限界だったのもありますが。)堰堤の反対側には、立山方面に向かうケーブルカーの駅と黒部湖を走る遊覧船の乗り場があるのですが、遊覧船も営業開始は6月からでした…。

今回の観光は黒部ダムだけだったので、ケーブルカーには乗らずに引き返して扇沢駅に戻りましたが、車を長野県から富山県まで持っていってくれるサービスもあるそうなので、次の機会があれば立山黒部アルペンルートを踏破してみたいと思います。(車の回送サービスは人気なので数カ月前から予約するのが無難だそうです。)

◆   ◆   ◆

黒部ダムのお話でした。
神奈川県にもダムはいくつかあるようなので、機会があれば行ってみたいですね。以上、ココアでした。

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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」のココアが執筆しました