別人になれる? RVCについて
こんにちは。ほまれの家横浜の70です。
最近、GPT-4等AIシステムの進化でAIイラストや様々なAIの進歩が見られます。
前回はAIイラストを使用したVtuberの作成方法をお伝えしましたが、
アバターだけでなく、「声」もAIを活用してチェンジできるようです。
ネット上での変身願望がある方や匿名性を希望する方には、とても興味深い内容ではないでしょうか。
RVC(リアルタイムボイスチェンジャー)とは?
RVC(リアルタイムボイスチェンジャー)は、音声をリアルタイムで変換するための技術です。
音声通信、エンターテイメント、音声合成など、様々な分野で活用されています。
声の高さは基本周波数(ファンダメンタル周波数)によって決まるそうですが、
RVCは、その音声信号の周波数成分を変化させることで声の特性を変えるというものだそうです。
また、音声のピッチやテンポの変化を加えることで、より自然な音声変換することもできるようです。
具体的なサンプル音声は、作成することができなかったため(変換前の自分の声を載せれないため)、
Youtubeなどで検索してどのようなものか見ていただければ幸いです。
様々なRVCの使われ方について
最近の主なRVCの使われ方はオンラインゲームでの音声チャットや
動画配信中の音声に使用されることが多いようです。
エンターテイメント分野でもアニメーションやゲームにおいて、
キャラクターのボイスアクターがRVCを使用して声の変換を行うことができます。
これにより、異なるキャラクターに対応する声を瞬時に演じ分けることができます。
さらに、映画やテレビ番組の特殊効果においてもRVCが活用され、
異なる声の特性を持つキャラクターを演じるための手段として使用されているそうです。
AI+RVCで広がる声色
AIによる音声合成システムでは、RVCを使用してリアルな声の変換や音声の調整を行い、
より自然な音声合成を実現しています。
また、視覚障害者への読み上げ支援にもRVCが活用されており、
テキストを音声に変換する際に声の特性を調整して、聞きやすい音声を生成することができるそうです。
メリットとしては声が変わることで匿名性があることや、
自分の声とは違う個性的なキャラクターボイスを楽しんだりすることができます。
例えば、低い声がコンプレックスだった人も、高い違った声質の声にすることや、
男の人でも比較的自然な女性の声を使えるようになります。
ですが、デメリットも存在します。
音声信号を変換する際に、音声のクオリティの劣化やゆがみが生じる可能性があります。
また、それに伴い聞き取りづらさも発生する可能性があります。
使用にはネットワーク環境や使用環境を整える必要があり、
設定や環境によりスムーズに使用できない可能性もあります。
RVCは、うまく活用できれば音声のリアルタイム変換において非常に便利な技術だと思います。
実際に既にVtuberなどで使用したり活用している人も多いと聞きます。
こういった技術の進歩で、できることが増えていくのはすばらしいことですよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」の70が執筆しました。