【体験談】とある就労継続支援A型事業所の利用者の一日
生活リズムを整えることを目標に
おーはよーうございまーす!
神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」Webチームのオッサーです。
以前に書いた「【体験談】就労継続支援A型事業所の求人発見から雇用まで」にて、すでにスペックを明らかにしているオッサーですが、今回は、就労継続支援A型事業所を利用しながらどんな毎日を送っているか、利用者の一例としてご紹介したいと思います。
わたくしごとで恐縮ですが、私オッサーは2級の精神障害者で、いわゆる「うつ病」と診断されています。
そのため、主に精神的な部分で、丁寧に自分自身と向き合いながら生活しなければならない時が、ままあります。
ココロが不調で休むべきと思ったときは、まずはカラダを第一に考えて、気持ちを切り替えて仕事を休んだり、焦らずゆっくりと回復するまで待ってみたり。
そのたびに「病状が治まっておだやかに過ごせるようになるには、もう少し時間が必要なのかな」などと思っては、「焦りは禁物」と自分自身をなだめたり。
そんな日々を送りながら、就労継続支援A型事業所に通うことで生活リズムを整えています。
私の場合、うつ状態から夜の睡眠が難しくなることがあり、それで夜眠れなくなると、朝に起きることができず昼まで寝てしまい、そうすると夜にまた眠れなくなるという悪循環に陥りがちです。
悪循環に陥れば陥るほど、安定した社会生活が送れなくなるので、平日は意識して、早寝早起きを心がけています。
ちなみに、某月某日は以下のように過ごしました。
- 起床して、シャワーを浴びて、趣味のポイント収集活動(以下、ポイ活)をやりつつ。TVにて天気予報の確認。
- そうこうしているうちに自宅を出発。健康と趣味を兼ねてで30分ほど散歩モードで歩いて、ほまれの家横浜近くのファミリーレストランへ。
- 朝食。朝食後はちょっと資格(基本情報技術者)の勉強を。
- そうこうしているうちに時間は9時過ぎ。ファミリーレストラン出発をし、ほまれの家横浜近くの喫煙所にて一服。
- 9時半頃に、ほまれの家横浜へ到着。同僚の利用者と談笑。
朝起きて、ほまれの家横浜到着までは、ざっとこんな感じです。
午前は新規プロジェクトの企画会議でアイデア出し
ほまれの家横浜での就労開始は10時から。
9時45分になると、訓練・作業室内に入場できます。
9時45分
- 訓練・作業室内へ入場。
- タイムカード打刻。
- パソコン立ち上げ。
10時
- 朝礼。
- 作業(予定・実績)表に、その日の作業・仕事内容を記入・提出。
ほまれの家横浜では就労開始前と就労終了後に「作業(予定・実績)表」という用紙に記入して提出し、その日の仕事内容の予定や進捗具合を、職員に報告します。
作業(予定・実績)表への記入・提出を終えたら、本格的に仕事に取り組みます。
某月某日は、まずは、Webチームで取り組んでいる、とあるプロジェクトのミーティングからスタート。
このミーティングは、ブレインストーミングという会議手法で行っています。
ブレインストーミングとは、複数人で行うアイデア出しの会議手法のことで、
- アイデアを批判しない。
- アイデアの質にかかわらず、多くのアイデアを出す。
- ちょっとした思いつきのアイデアでもメモする。
- アイデアを分解したり、合体したり、アイデアに乗っかったりする。
- その場で結論を出そうとしない。
といったルールのもとに行われている会議手法です。
私たちWebチームでは、大きめの付せんに、出たアイデアをどんどん書き出していき、大きめなテーブルに貼り付けて可視化していくスタイルで、ミーティングを進めています。
10時50分
- リフレッシュタイム
リフレッシュタイムでは、仕事の手を休めて、しばしWebチーム内で談笑。
この日は、Webチームのチームリーダーのセガさんの、適当に書いた落書きを1枚5,000円で売りさばいた武勇伝などに、しばし耳を傾けました。
11時
- ミーティング再開
ここからは、先ほどまでのブレインストーミングでのミーティングで出たアイデアを、アイデアのカテゴリーごとにグループ化していきます。
アイデアを分類わけしたあとは、各グループに見出しをつける作業に。
その流れの中で、社長に確認すべきこと、次回のミーティングで話し合うべきことを確認し、最後に、次回のミーティングの日程を決定しました。
ミーティングは、ここまでの作業で終了。
今回の議事録担当は、この後、議事録作成に取り組みます。
12時
- 昼休憩
利用者の皆さん、それぞれにリラックスして過ごしているようです。
私オッサーの場合は、昼食後に趣味のポイ活をし、その後は仮眠をとっていることが多いです。
可能な限りリフレッシュして、午後の仕事に取り組みます。
午後は「コラム&ブログ」の企画出しと執筆作業
13時
- 午後の仕事・作業。
某月某日の時期はちょうど、ホームページ制作の依頼を受けているクライアント様から、原稿や写真素材の到着を待っている時期でした。
なので午後は、週に1回のペースで更新している、当サイトの「ブログ&コラム」の企画を考える時間にしました。
- これから「ほまれの家横浜」を利用するかもしれない皆さんは、どんなことを知りたいのだろう。
- 福祉に関することで、誰かにとって役に立つ、私ならではの話題はあるだろうか。
などと思案し、実際に執筆に至ったのが、2022年2月10日にアップした「【体験談】就労継続支援A型事業所の求人発見から雇用まで」のブログです。
私オッサーの場合、私自身の文体で私の体験談を書くことは、まったく苦痛ではありません。
一つのブログを2~3時間程度のスピードで書けるため、13時50分からの14時までのリフレッシュタイムでは休憩したものの、この日の午後の時間で一気に書き上げてしまいました。
15時25分
- 午後の仕事・作業終了。
- 作業(予定・実績)表に、その日の作業・仕事内容を記入・提出。
- パソコンのシャットダウン。
- 終礼。
15時30分
- タイムカードの打刻。
これにて、本日の「ほまれの家横浜」で過ごす時間は終了。
朝は徒歩で通勤しているオッサーですが、帰りは地下鉄にて、同僚と談笑しながら帰宅。
最寄り駅近くのスーパーマーケットで、夕食と翌日の朝食の買い物をし、16時過ぎには自宅到着。
着替えて、趣味のポイ活をしたり、録画してあったTV番組などを観たり。
時には行きつけの飲み屋へ行って、飲み友達の常連さんと会話を楽しんだりして、
なるべくリラックスして過ごすようにしています。
- なるべく早めに就寝。
誰かに強制しようだとか、ほまれの家横浜利用者の全員がそうしているということでは決してありませんが、生活と心のリズムを整えるためには、早寝早起きが肝心……とあくまでもオッサー個人は考えています。
早寝早起きを維持するために、なるべく早めにベッドで横になるよう心がけています。
うつ病とつきあいながら一般就労を目指す日々
仕事内容に関しては、その日によって多種多様、かなり変わります。
しかし生活リズムとしては、平日は大体、これまでに書いたような日々を過ごしています。
うつ病とつきあいながら、一般就労を目指すために私オッサーが心がけていることは、生活のリズムを整えることだけではありません。
- ほまれの家横浜の職員や、かかりつけの医師を「味方」と思い、信頼する。
- うつ病は急には治らないことを経験則で知っているので、焦らずにつき合っていく。
- 適度に外に出て日光を浴び、適度に歩いてリフレッシュする。
- 精神的に不調の波が襲ってきそうなときは、その前に、とりあえず何かを始めてしまう。
- それでも不調が襲ってきてしまった時は、無理せず仕事を休む。
などなど。
本音を書けば、完治はできなくとも早く寛解(かんかい。完治とまでは言えないが、病状が軽快になること)して、社会復帰してバリバリと働き、世間並みの給与を稼ぎ、生活の基盤を整えたいと思っています。
その一方で、焦って寛解を急げば反動が大きいことも、すでに経験しています。
一度うつ病になってしまったからには、たとえ寛解したとしても、多かれ少なかれうつ病の影響が残ることでしょう。
この病気とうまくつき合いながら、どう生きていくか。
その答えが見つかるかどうかはわかりません。
しかし、一般就労のチャンスが訪れた際には、そのチャンスを積極的につかみに行けるよう、ほまれの家横浜で一般就労に耐えうる体調を取り戻し、新たなスキルを習得していきたいと考えています。
以上、うつ病とつき合いながら、とある就労継続支援A型事業所で働く、とある利用者の一日でした。
これから就労継続支援A型事業所を利用してみようと思う皆さんの、参考になれば幸いです。
あわせて読みたい記事
※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました。