世の中の変化のスピードについていけない
おーはようございまーす!
神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」Webチームのオッサーです。
先日TVをみていたら、イラストレーターのみうらじゅんさんが「年を取るとショックを受けることが多い」という主旨のお話をされていて、その現象を
「老いるショック」
と呼んでいました。
実はこのオッサーも50代になってから、ショックを受けることが多いです。
なんだか妙にトイレが近くなったり、ただ座っているだけで腰が痛くなったり。
何よりも、現代の仕事のスピード感とか、世の中の変化のスピードについていけないのがショックで。
老いるってこういうことなのかな。
そんなわけで、50代のおっさん・オッサーが何を見聞きして、世の中の進化のスピードについていけないと感じているか、徒然なるままに書いていこうと思います。
デジタルネイティブなZ世代の台頭
ここ数年の間によく耳にする「Z世代」という言葉。
一般的には、1990年代後半から2012年頃に生まれた世代のことをいうようですね。
2023年の現在では、10代から20代後半辺りの世代のことでしょうか。
50歳のオッサーから見たら、約20歳下から40歳下辺りの世代のことです。
オッサー自身は、相手が何歳だろうと人それぞれ一人一人が違う存在だと思っていて、世代論だけで斬り倒すのは乱暴かな……と思ってはいます。
ですが、それでも、世代で乱暴にまとめたくなるほど、オッサーの若い頃と現代とでは、世の中のさまざまが違い過ぎて。
そもそもZ世代の皆さまは、
デジタルネイティブ。
私のような50歳は、二十歳前後の頃にワープロやインターネットにつながってないパソコンを触り慣れてはいたものの、インターネットに触れたのは、Windows95発売以降なのです。
ちなみにその頃、オッサーは社会に出ていました。
若者の部類ではあったものの、スーツを着て、ネクタイ締めて、通勤電車に揺られてました。
社会人としては半人前でも、もう大人でした。
だけどZ世代の皆さまは、生まれた時から身近にパソコンやデジタル機器があって。
子どもの頃はオッサーだって好奇心旺盛でしたよ。
吸収力も今とは段違い。
そりゃあもう、脳が知識を吸い込む吸い込む。
そんな吸収力が盛んな時期に、当たり前にインターネットやデジタルなものに触れている世代とオッサーは、今は、仕事の上では同じ土俵に立ってる。
これ、今のオッサーにはかなり厳しい。
そのスピードについていけないもん。
さらには、Z世代は
スマホネイティブ
かつ
SNSネイティブ。
スマホってそんな使い方があるのー? みたいな色々なことをこなしてしまうし、SNSでの炎上なんてのも見慣れているから、プライバシー保護やセキュリティ対策はしっかりしてたり。
とまあ、今のオッサーではゆっくりとしたスピードでしか勉強や理解できないことを、子どもの頃からすごいスピードで経験してきたZ世代。
そんなZ世代の価値観の特徴として、世間でよく言われているのが
- コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンス
- モノ消費よりもコト消費
という価値観。
まあ、「モノ消費よりもコト消費」という価値観はオッサーでも理解できるし、そういう世の中の傾向になっているなとも思うし、それはオッサーでもまだついていけているような気もするんです。
ここ15年くらいで
「商品の所有に価値を見出す消費傾向」
から
「商品やサービスを購入したことで得られる体験に価値を見出す消費傾向」
に移ってきている感じは、もはやZ世代だけのものではない気もしています。
その辺りのことは、オッサーでもまだついていけている気がするのですが……。
でも「コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンス」にはついて行けません。
いや、考え方は理解できるのです。
だけど、タイムパフォーマンスを重視して、Z世代が若くてフレッシュな脳に大量インプットして、新しいものをじゃんじゃん大量アウトプットしてきたら、少なくとも今の衰えたオッサーではついて行けません。
もうちょっとスピードをゆるめてよぉ……と思ってしまいます。
そういえば、Z世代は
3D空間ネイティブ
でもありますね。
以下の動画を見て下さい。
この動画、現在10代のZ世代の方がCGアーティストになって、こんなチュートリアル動画を作成しています。
参考:【Blender】超超簡単な西洋風建築の作り方【初心者向け】
専門学校などにも行かず、Youtubeでの独学のみで3DCGを作ることができるようになったZ世代が、自然発生的に登場してきて、しかもまだ、この動画を作った当人は、社会人にすらなってない……的な。
きっと、物事の把握のしかたや感覚のつかみ方が、オッサーとは段違いに違うんだろうなぁ。
自分と才能ある若い世代を比べても仕方がないのはわかっているけれど、本当にもう、羨望があふれ出る一方で、世の中の変化のスピードについていけないと、思わざるを得ないオッサーなのです。
人工知能(AI)の急速な発展
先日の当ブログの「AIの可能性について」でも紹介されていた人工知能(AI)の急速な発展に関しても、オッサーは、世の中の変化のスピードについていけないと、思わざるを得ないことが多いです。
特に生成系AIの進歩がすさまじく感じることが多く、ついていけてないです。
2022年の夏ごろでしょうか。
オッサーが普段から張っているユルい情報網に突如、お絵描きAIの話題が多く登場するようになりました。
このお絵描きAI、以下の2パターンで画像生成を行うものがあるようです。
- 連想文字を入力して結果を出力するもの
- 画像を何枚か読み込んでそこから出力するもの
参考:AIの可能性について
特に特徴があるようにオッサーが感じたのは、「連想文字を入力して結果を出力するもの」の方です。
これ、絵を描けなくてもお絵描きに参入できるというメリットがある一方、
プロンプト
と言われているキーワードを操れなければ、思うような絵は生成できません。
ネット上で使われている俗語(ネットスラング)では
「呪文」
などとも表現され、そうなるともう、これ、
もはや魔法
だとオッサーは思ってしまうんですよね。
また、AI領域で「プロンプトエンジニア」なんて職種が新たにできたり、プロンプト自体を生成するAIが登場したり。
AI自体も、文書作成やキャッチコピー作成、曲作成などの分野に広がりつつあって。
こういう時代になると、職業観も変わってくるのでは……なんて妄想もオッサーの頭の中には広がってしまいます。
とにかくAIを操る能力が求められ、しかも、何か一つのAIを操れればよいのではなく、総合的にどんなAIでも操れるようにならなければいけない社会……というか。
たった一人でAIを操って、台本を作って、曲を作って、画像を作って、3DCGアニメ作品を創作することができる。
そんな時代に可能性を感じる一方で、そんな時代にオッサーは生き残っていけるのだろうか……という漠たる不安もあります。
もしかしたらこの先、人間の脳と同レベルのAIが誕生するのかもしれません。
そんな、人間と人工知能の臨界点のことは
「シンギュラリティ(技術的特異点)」
と呼ばれているそうです。
シンギュラリティ到来の可否や是非はオッサーにはわかりませんが、こういう時代の変化について行けないオッサーみたいな人間は仕事を奪われ、淘汰されていくのかな……なんてことを思っています。
iPS細胞をはじめとする急激な医療の進歩
テクノロジーの進歩はすさまじく、その恩恵を受けることはオッサーの立ち位置では多いです。
しかしそれでも、その進歩がすさまじすぎて、尊敬と裏腹に畏怖の念が生じることもあります。
で、iPS細胞なんですが。
- そもそも命の始まりは、一つの受精卵から始まります。
- この受精卵が分裂を繰り返して、体が作られていきます。
- 受精後数日後の分裂が始まったばかりの受精卵の細胞は、ここから何にもなることができる万能性を持った細胞です。
- その万能性を持った細胞が分裂を繰り返していくうちに、多種多様な細胞へとわかれます。
- そのわかれた細胞の成長は一方通行で、万能性を持った細胞に逆戻りをすることはできません。
と、これまでは考えられていました。
その常識を覆したのがiPS細胞なんだそうです。
例えば、人体から細胞を取り出し4つの遺伝子を入れて培養すると、その細胞がなんと、
受精数日後の万能性を持った細胞に戻ります。
それがiPS細胞とのこと。
参考:iPS細胞とは?(京都大学iPS細胞研究所 CiRA)
これ、概念としては、不可逆だった細胞の成長を可逆にしているわけで、つまり、
生命の時間を巻き戻すことができるテクノロジー
のように、オッサーには見えています。
◆ ◆ ◆
また一方で、免疫医療の分野では、例えばエクソソームという、国家プロジェクトとして研究が進んでいる分野があるそうで。
このエクソソームとは、細胞から分泌される顆粒状の物質。
体内では、細胞間の情報伝達に伝われていて、体が怪我や病気になると、その部位を治すための修復の指示を出す役割を果たしているとのこと。
ざっくりいうと、エクソソームによってさまざまなメッセージが共有されることで、体の健康が維持されているとのことらしいです。
そのエクソソームに含まれているメッセージを解析することで、超早期のがん発見などの分野で、すでに臨床化されているとか。
また、このエクソソームの役割は情報伝達だけではないようです。
- MSC(間葉系幹細胞)から分泌されるエクソソームには、組織の再生修復効果もある。
- MSC(間葉系幹細胞)は内臓系や神経系の組織になることができ、体内の部位を修復・再生する能力がある。
- このMSCから分泌されるエクソソーム及び活性物質に、体の組織を修復する治癒効果がある。
なんてことが最近わかってきたらしいようです。
その結果、例えば、MSC療法なんてものが行われ始めているようで。
まず細胞からMSCを取り出して培養して、MSCの数を増やしたうえで点滴で体内に戻すと、
- 損傷部位からのエクソソームに反応したMSCが、
- 修復のためのMSCエクソソームを分泌して、
- MSCエクソソームは血管を通って自動的に損傷部位に辿り着き、
- 損傷部位を再生・修復する。
そんなことが起こるそうです。
これは、外科的な手術をしなくても治療できる方法として注目され、2019年には脊髄損傷への再生医療製品として保険適用もされているとのこと。
参考:健康を支える「エクソソーム」とは?その働きと効果、病気との関連性(NHK)
これも、とても素晴らしい研究ですし、目覚ましい医療の進歩だとオッサーは思います。
もしかしたらこの先、オッサーがこういう医療の進歩の恩恵にあずかる時が来るかもしれません。
その一方で
不老不死
なんて言葉も連想され、世の中の変化のスピードについていけないな……なんてこともオッサーは思ってしまうのです。
進化が止まらないブレインテック
AIの進化と医療の進歩。
それをつなぐようなテクノロジーも急激に進化しています。
皆さまは「ブレイン・マシン・インターフェイス(以下、BMI)」という言葉を知っているでしょうか。
BMIとは、脳波などを検出したり、あるいは逆に脳への刺激をおこなったりするなどの手法で、脳とコンピュータなどとのインタフェースをとる機器の総称です。
例えば、念じるだけで文字入力ができるようになったり。
あるいは、メガネに着けたカメラがとらえたデータを脳に送ることで、失った視力を取り戻すことができたり。
そんなことができる技術や機器のことです
ざっくりいうと、
脳とコンピューターをつなぐテクノロジー
ということでしょうか。
すでにアメリカ国防省では、戦場での兵士同士がテレパシーでコミュニケーションを取れるような研究や、念じるだけでドローンを操作できる技術の研究が行われている……なんて話も聞きます。
そういえば、タレントの劇団ひとりさんが中国で、念じるだけでコントロールできるというドローンを購入していたなんてニュースを見た記憶もあります。
このままテクノロジーが進んでいけば、将来的にはスマホにアプリをインストールするように、脳に知識やスキルをインストールする技術も開発されるかもしれません。
一方で、脳の情報を読み出す「ブレイン・デコーディング」「ブレイン・エンコーディング」という技術の研究も進められており、将来的には脳内の情報をダウンロードできる未来も予感させつつあります。
このブレインテック、2024年には世界の市場規模は約5兆円にも拡大すると予測されています。
参考:ブレインテックが切り拓く5兆円の世界市場(三菱総合研究所)
この技術は、現時点ではリハビリを必要とする患者に役立つ技術として活用され始めていますが、先ほど書いたように軍事技術としての使用も検討されています。
進歩はうれしい一方で、やはり畏怖というか恐怖というか、とにかく、世の中の変化のスピードについていけないな……なんてこともオッサーは思ってしまいます。
情報の過剰摂取で脳が疲労状態に?
現在、日本の内閣府では「ムーンショット目標」というものを掲げています。
その目標の筆頭に掲げられているのが
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
という目標。
2050年までに目指す未来像として、内閣府は、BMI・人工知能・VRなどを使って人を身体・脳・空間・時間の制約から解放された社会を実現することを目標にしています。
参考:ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現(内閣府)
今回挙げたテクノロジーやそれ以外のテクノロジーがすべて繋がって、共鳴し始めた時に、もしかしたら実現する目標なのかもしれませんが、これ、なんだかもう、
SFの世界の中のお話
みたいですね。
2050年だと、現在50歳のオッサーは生きているのかどうか。
もしも生きていたとしても、この世の中の変化のスピードについていけるのかどうか。
このブログのかなり序盤に、Z世代はタイムパフォーマンスを重視して云々という話を書きましたが、実はこのオッサーも世の中の変化のスピードについていきたいとは思っているので、多少なりとも効率的な時間の使い方をしようとはしていて。
しかしその結果、まるで目が回っているような、脳疲労が起きているような気がして。
なんていうか、脳の容量がいっぱいいっぱいで、聞いた話もよく頭に入ってこなかったり、何か考えようと思っても、考えること自体がいろいろと厳しかったりすることが最近多くて。
実際に、脳疲労で起きる症状として
- 記憶力の低下
- 思考力の低下
- 判断力の低下
- 物忘れ
- 凡ミス
などが挙げられていて、今のオッサーには本当によくあてはまるなぁと思うわけです。
この、脳の機能不全な状態を放置してしまうと
脳の機能が著しく低下し、頭痛や動機、息切れ、めまい、下痢や便秘など自律神経失調症の症状が現れるように。さらには、食欲のコントロールができずに肥満や生活習慣病のリスクが高くなったり、うつや認知症へとつながったりする恐れもあるのです。
引用:頭の疲れが原因!? 現代人に多い「脳疲労」の原因と対処法(ユンケル)
ということが起こりえるそうです。
解決策としては、
- こまめな休息をとる
- インターネットではなく自分の足で情報を探す
- リラックスした時間をあえて作る
また、デフォルト・モード・ネットワーク(以下、DMN)という、ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動があるそうで、そのDMNを上手に働かせ、収集してインプットした情報を取捨選択し、言葉や行動としてアウトプットを行うと、脳内の情報がすっきりと整理されるとのこと。
参考:DMNとは? 創造力を高め、脳疲労を防ぐために知っておくべき9つのこと(STUDY HACKER)
ここ最近で「世の中の変化のスピードについていけない」とオッサーが感じたさまざまな情報は、大まかにわけて以下の4つ。
- Z世代のスピード感
- AI技術の発展
- 医療の進歩
- ブレインテックの進化
その4つを今回は、
- 整理整頓して
- 取捨選択して
- 再構成して
- アウトプットして
脳疲労の原因となっている諸々をスッキリさせようとしました。
その結果、こんな6500字以上に及ぶ長文なブログが完成してしまいましたが、最後までお読みくださった皆さま、ありがとうございました。
世の中の変化のスピードについていけない人々向けのサービスとか、これからすごい市場規模になるのかもなぁ。
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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました。