【体験談】睡眠時無呼吸症候群と最近のスリープテック

おーはようございまーす!

神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」Webチームのオッサーです。

以前に書いた「【体験談】就労継続支援A型事業所の求人発見から雇用まで」にて、すでにスペックを明らかにしているオッサー。

わたくしごとで恐縮ですが、実は数か月前、とある2つの基礎疾患でかかっている担当医師両名から、ほぼ同時期に「睡眠時無呼吸症候群の検査をしないか」と提案されました。

そういう提案には意外と素直な私オッサー。

3割負担で約2万円。
一泊の検査入院で調べたところ、見事に睡眠時無呼吸症候群でした。

今回はそんな体験を通じて知ったことから、最近のスリープテックについてまで、書いていこうと思います。

そもそも睡眠時無呼吸症候群とは何?

睡眠時無呼吸症候群とは「眠り出すと呼吸が止まってしまうため、過眠や高血圧などを引き起こす病気」と言われています。

【参考】
睡眠時無呼吸症候群 / SAS(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト・e-ヘルスネット)

以下、引用。

睡眠時無呼吸症候群は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。

これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。
酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームがひきおこされます。

1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、すぐに治療が必要です。

ひどいイビキ、睡眠中の呼吸停止がある場合には速やかに専門の医療機関で検査・治療を受けることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群 / SAS(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト・e-ヘルスネット)

引用終わり。
睡眠時無呼吸症候群とは、以上のような病気です。

私の検査結果は、「1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現」に該当し、担当医師からは「そんなにひどくない重症」との診断。
その結果、私は「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法」を受けることになりました。

CPAP(シーパップ)療法とはCPAPという医療機器を使い、睡眠中に、鼻に装着したシリコン製マスクから適切な圧力をかけた空気を送り込み、気道を確実に広げ、睡眠時の無呼吸を劇的に減らす治療法です。

私の場合は、CPAP療法を始める前は1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現していましたが、CPAP療法を始めた今では、一晩(約7時間)で2~3回程度の出現に留まるようになりました。

とても素晴らしいCPAP治療なのですが、素晴らしさはこれだけではありません。

鼻に空気を送り出す医療機器・CPAPを、医療機器メーカーから借りて治療するのですが、実はこのCPAPにも、ITの波が訪れていたのです。

CPAP療法中のデータがネット経由で医療機器メーカーに送られ、医療機器メーカーから医療機関に送られるという仕組みがすでに成立していました。
そのため、私が医療機関に手ぶらで訪れても、医療機関では、こちらの睡眠状況を把握してくれている……という嬉しい状況が起こっています。

IoT(Internet of Things)やITの進化で、気軽に診察・治療を受けられるようになりました。
なんて素晴らしい世の中なのでしょう。

ここ最近では、睡眠に関するIT化が進んでいるようなので、少し紹介したいと思います。

睡眠不足と経済損失の深い関係

ところで皆さまは、一日に何時間くらい睡眠をとっていますか?
さまざまな答えが返って来ると思いますが、実は日本は、世界の中ではとても睡眠時間が少ない国なのです。

2019年の経済協力開発機構「Gender Data Portal 2019」によると、1日のうちに睡眠に費やす時間は日本は442分(7時間22分)でした。
これは、OECD加盟国に中国、インド、南アフリカを加えた31カ国中最短という結果です。

OECDの調査で日本と毎年最下位争いを繰りひろげる韓国は471分、中国は542分、アメリカは528分、英国は508分、フランスは513分でした。

睡眠不足の話となると、つい、健康側からのアプローチで何かを書きたくなってしまうのですが、一方で、こんなデータもあります。

2016年のアメリカのシンクタンク・ランド研究所の調査によれば、日本人の睡眠不足を原因とした国家レベルの経済的損失は、国民総生産(GDP)の2.92%にあたる1,380億ドル(約15兆円)に達するとのこと。
この2.92%というGDP比は、調査対象5か国(アメリカ、ドイツ、イギリス、カナダ)の中でも最大。

どうやら、睡眠不足と経済損失には関係性があるように見えますね。
特に、生産性やパフォーマンスの部分では。

2003年発表の「ペンシルベニア大学とワシントン大学の睡眠制限実験」では、こんな影響が報告されています。

通常7~8時間の睡眠が必要な睡眠体質を持つ人を6時間しか眠らせないという制限を行ったところ、彼らの精神的・身体的パフォーマンスはどんどん直線的に低下していき、わずか2週間後にはなんと「2日間の徹夜を行った人」と同程度にまで低下してしまった。

長時間労働はなぜ悪い? 医師が明かす睡眠不足の怖さ(日経Gooday 30+)

寝てないと頭が十分に働かずに、普段なら気づくようなミスを見逃してしまったり、反応しなければならないところで反応が遅れたり、一番大事な重大な判断を間違えてしまったり……といったことが続いた結果、健康を害したり……ということで、経済損失が発生していくわけですね。

経済とも深く結びついている睡眠。
世界一の睡眠不足の日本だからこそ、スリープテックの発展が待たれるのかも知れません。

睡眠負債解消に一役買うスリープテック

日本のビジネスマンの平均睡眠時間は約6時間半ともいわれ、先ほど挙げた7時間22分よりもさらに1時間弱短い時間の睡眠で働いています。
中には、週末の寝だめなどで睡眠不足を解消しようとする皆さまもいることでしょう。

しかし、寝だめでは解消できないほどの慢性的な寝不足が長く続いた結果、その負債が蓄積されることで健康状態が悪化する状態のことを、睡眠負債と呼んでいます。

睡眠負債が溜まれば生産性が下がる。
これは、会社側からの視点に立つと、こうなります。

会社は従業員に給与を支払っている。
しかし従業員が睡眠不足で100%の力を発揮できていないとなると、

会社にとっては経済損失に。

そこで、最近では睡眠を最新のIT技術で可視化し、数値化して改善を促すウエアラブルデバイス・身に着けられるデバイスが普及し始め、これらを総称して「スリープテック」と呼ばれています。

これらのデバイスには、睡眠を測定するセンサーや温度センサーなどが付いており、寝返りの動きやいびきの音や数、大きさを可視化することができたりします。

デバイスから得られたデータはスマートフォンのアプリに送信され、いびきの大きさや時間帯をグラフを使って分類し、寝ている時には聞けないいびきの音を録音できたり、うつぶせ、仰向け状態など、寝返り状態を記録することも。

まさに、睡眠の見える化を実現することができます。

このテクノロジーを活かして、世界はどのような方向に進むか。
睡眠の見える化を実現することで重大な病気の早期発見が実現出来たりするのか。
あるいは、睡眠の見える化を実現することで従業員の生産性アップに活かすのか。

いずれにしても、スリープテックの市場は急拡大していて、アメリカの調査会社「グローバル・マーケット・インサイト」によると、スマートウオッチなども含むスリープテック機器の世界市場は、2026年に約320億ドル(約3兆5000億円)に拡大すると予測されています。

【参考】
3.5兆円市場、参入相次ぐ(日本経済新聞)

これからのスリープテックの発展には、ワクワクすることが多いですね。

以上、私オッサーが睡眠時無呼吸症候群になって初めて知った、スリープテックのあれこれについて書きました。

睡眠に悩む、どなたかの参考になれば幸いです。

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