世界には砂漠緑化を常識外れの方法で成し遂げる人がいる

おっはよーございまーす! ほまれの家横浜のオッサーです。

ねぇ、みなさん、「そんなの絶対ムリ!」って言われたことありませんか?

私は、何度も経験があります。

でも、今日はそんな「不可能」を「可能」に変えた、とっても素敵な物語をお話ししたいと思います。

何ヶ月か前、「激レアさんを連れてきた。」(2025年1月13日放送)というテレビ番組を見ていて、思わず息を呑むような事実を知りました。

【参考】
草も生えないアフリカの砂漠が森に変わる!? 噓みたいな方法で本当に地球を救いそうな人(テレ朝POST)

テレ朝POST » 草も生えないアフリカの砂漠が森に変わる!? 嘘みたいな方法で本当に地球を救いそうな人

1月13日(月)放送の『激レアさんを連れてきた。』は、松本若菜と向井慧(パンサー)をゲストに迎え、「嘘みたいな方法で色んな国の砂漠を森にしている地球の救世主」を紹…

ちなみにテレビ朝日系の動画を配信しているTELASAのリンクはこちら。

【参考】
激レアさんを連れてきた。 若林正恭&松本若菜&向井慧&弘中綾香アナ(2025/01/13放送分)(TELASA)

なんと、砂漠にゴミを撒いて緑を取り戻すという、前代未聞のプロジェクトが成功していたんです!

信じられないですよね?

でも、これは本当の話なんです。

私たちの周りには、そんな「常識」や「限界」とされているものが、たくさんあります。

たとえば、

  • 風で電気を起こそうとする
  • 海のゴミを拾おうとする
  • 砂漠に木を植えようとする

なんてことは、やっても意味がない努力なのか。

それとも、世界を変える小さな一歩なのか。

常識は常識のままであるべきか、覆されるのを待っているのか……とか。

オッサーはいろいろと考えてしまいます。

まずは、この驚きの物語の主人公、京都大学のオオヤマさんについて、お話ししましょう。

驚きの発想! 砂漠にゴミを撒くという常識破りの挑戦

「砂漠化って、実は私たちの想像以上に深刻な問題なんです」

そう、オオヤマさんは語ります。

現在、地球の陸地の約40%が砂漠化の影響を受けているそうです。

これ、とんでもない数字だと思いませんか?

実は、日本の国土面積の約108倍もの土地が、どんどん不毛な大地になっているんです。

ちょっと想像してみてください。

東京ドーム約216万個分もの土地が、生命を育めない場所になってしまっているんです。

約216万個って。

数が大きすぎて、オッサーにはまったくイメージがわきませんが、これを聞いて、ゾッとしました。

でも、オオヤマさんは違いました。

「何とかできるはずだ」

その信念を持って、オオヤマさんは29歳でニジェール共和国に飛び込んでいったんです。

そこで目にしたのは、想像以上に深刻な現実でした。

農耕民と牧畜民が、わずかな水や土地を巡って争いを繰り広げている。

そんな姿を見て、オオヤマさんの胸は締めつけられたそうです。

「何とかしなければ」

その思いは強かったものの、最初は本当に手探り状態だったんですって。

これまでの常識的な方法では、どうしても上手くいかない。

硬くなった土壌に水が染み込まず、植えた木々はことごとく枯れてしまう。

でも、そんな中で起こった小さな奇跡。

それは、ある村のおばあちゃんの畑での発見でした。

意外な助っ人! シロアリとゴミが織りなす緑の奇跡

オオヤマさんは、以下のように振り返ります。

ある村のおばあちゃんは、自分の畑に、何も分別していない生活ゴミを捨てていました。

ところが、なんと、分別されていない生活ゴミが捨てられていた場所で、作物が驚くほど良く育っていたんです。

それを見たオオヤマさん、区画を区切って、ゴミ問題に悩まされているニジェール共和国のゴミを集め、分別せずに、そのまま砂漠に撒き始めるぞー。

普通なら「生ごみを肥料にするならわかるけど、プラスチックのゴミもそのまま捨てるなんて、環境によくない!」と考えますよね。

実は、多くの専門家たちや役人も同じ反応でした。

「砂漠にプラスチックを捨てるなんて、環境破壊じゃないか!」
「単なる不法投棄を研究と呼ぶのか!」

そんな批判の声が、あちこちから上がったそうです。

でも、オオヤマさんは諦めませんでした。

そして、4ヶ月後。誰もが予想しなかった展開が待っていたんです。

なんと、シロアリたちが、プラスチックゴミを巣作りの材料として使い始めたんです!

これ、すごいことなんですよ。

「シロアリって、実は地球の掃除屋さんなんです」

オオヤマさんはにっこり笑いながら、そう説明してくれました。

シロアリたちは、プラスチックゴミを食べ、分解しながら土の中に無数のトンネルを作っていく。

それが、まるで地下の水路のように機能して、水分を保持してくれるんです。

そして、驚くべきことに、そこから少しずつ草が生え始めたんです!

「最初に緑の芽を見つけた時は、思わず声を上げてしまいました」

オオヤマさんの目が輝きます。

でも、ここからが本当の勝負でした。

突然の暴風雨で苗が飛ばされたり、放牧している家畜に食べられたり。

問題は次から次へと襲ってきました。

諦めない心が生んだ、想像以上の幸せな結果

でも、ここからがオオヤマさんのすごいところなんです。

暴風雨対策?

ゴミの上に土をかぶせてみたら、それが完璧な風よけになった。

家畜問題?

フェンスを設置してみたら、なんと予想外の発見が!

家畜の糞から新しい木が生えてきたんです。

次から次へと起きる奇跡。

「困りごとは、実は次の発見のヒントだったんです」

オオヤマさんは、そう語ります。

家畜が食べた植物の種が、糞と一緒に排出され、それが天然の肥料となって、新しい命を育んでいた。

まさに、自然の循環ですよね。

そして今、東京ドーム約5個分の土地が、緑豊かな大地によみがえっています。

でも、それだけじゃないんです。

この取り組みは、思いがけない効果も生み出しました。

対立していた農耕民と牧畜民の関係が改善されたんです。

なぜって?

家畜の糞が緑化に役立つことがわかり、お互いが必要な存在だと気づいたからなんです。

「人と自然の関係も、人と人との関係も、見方を変えれば新しい可能性が見えてくる」

オオヤマさんの言葉が、深く心に響きます。

今、この取り組みは、ガーナ共和国やジプチ共和国など、他のアフリカ諸国にも広がっています。

まとめ

さて、ここまでのお話を聞いて、皆さんはどう感じましたか?

「不可能」と思えることでも、視点を変えれば可能性が見えてくる。

常識にとらわれない発想が、新しい未来を切り開く。

オオヤマさんの挑戦は、私たちにそんなことを教えてくれているように思います。

実は、私たちの周りにも、

「それは無理」
「そんなの意味がない」

と片づけられていることがたくさんあるんじゃないでしょうか?

でも、もしかしたら。

その「無理」の向こう側に、誰も見たことがない素晴らしい景色が広がっているのかもしれません。

そういえば、番組内では「風の谷のナウシカ」を見ているようだとも、言われてました。

今日のお話が、そんなふうに感じた方は、ぜひ自分の周りの「当たり前」や「無理」にも、新しい目線を向けてみてください。

きっと、あなたにしか見えない可能性が、そこで輝いている。

オッサーは、そう思うんですよね。

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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました