【インタビュー】会計チームでの日常業務と今後の目標
難しい仕事にはスキルアップで対処していきたい
こんにちは!
神奈川県横浜市の就労継続支援A型事業所・ほまれの家横浜のWebチームです。
今回は、会計チームの一員のインタビュー記事を公開したいと思います。
インタビューを受けてくださった利用者は、入社4ヶ月の「まる」さん。女性。
本日はお忙しい中、インタビューのお時間をいただきまして、ありがとうございます。
初めに、会計チームの業務の概要と、ほまれの家横浜利用開始からこれまでの、まるさんの業務内容についてお聞かせください。
会計チームは、職員:5名(専任2名、兼任3名)、利用者:11名(専任8名、兼任3名)の体制で構成されています。
主に税理士事務所・会計事務所さまからのアウトソーシングで依頼を受けた、会計処理代行作業やデータ入力作業を行っています。
ほまれの家横浜を利用し始めた当時は主に、実際の会計処理作業に向けての訓練を行っていました。
入社して4ヶ月たつ現在では、税理士事務所さまから依頼を受けた、仕訳入力や会計伝票のチェック、月次決算の補助などを行っています。
まるさんが当事業所の利用開始当時に行っていた訓練とは、どのような訓練ですか?
入社してすぐの頃は、何種類かの業界の会社の領収書や請求書の見本を使い、様々な難易度の仕分け作業の訓練を行いました。
かつて、デパートで経理の経験があった私ですが、不動産会社の領収書の仕訳の訓練は、なかなか難しかったです。
不動産会社の経理は、処理方法に独特な部分があるからです。
一方、一人親方などの個人事業主の領収書の仕訳は、やるべき作業が単純というか、わかりやすく、すぐに習得できたように思います。
なるほど。
まるさんのデパートでの経理の経験が活かせた会社と、活かせなかった会社があるのですね。
現在は、どれくらいのペースで何社くらいの作業をおこなってますか?
現在は、税理士事務所さまから依頼を受け、建設会社と工務店と花屋さんと食品メーカーの4社を受け持っています。
領収書を仕訳して、会計入力ソフトにデータ入力をし、税理士事務所さまに納品するまでが、一連の仕事です。
月次の仕事なので、月に1回、担当している会社ごとに納期が来ます。
担当会社が4社で、それぞれに月1回の納期があって、それぞれの会社に対するソフトを使いこなす。
なかなか大変な業務に思えますが、現在の仕事の一番大変なところはどこでしょうか?
やはり大変なところは、納期があること。
この仕事は、仕事の分担が難しい作業なので、最初から最後まで一人でやり遂げることが多いです。
時間配分を間違えると納期に間に合わない可能性も出てくるので、そういうことがないよう、時間配分には、かなり気を使いながら作業を進めています。
最近では、作業が難しいとされている会社を担当することもあり、プレッシャーはあるものの、やりがいを持って取り組んでいます。
税理士事務所さまから、ほまれの家横浜の能力を試されているのでは……と思うような難しい仕事を依頼される時もありますが、しっかりとスキルアップして、対処していきたいです。
経理の経験を活かせる、ほまれの家横浜との出会い
ご縁があって、ほまれの家横浜での就業となりましたが、就労継続支援A型事業所であるほまれの家横浜で、働こうと思ったきっかけを教えてください。
ハローワークで求人をみつけて、応募しました。
そもそもデパートで経理の経験があり、簿記に関して、ある程度は知識がありました。
そのため、会計や経理の仕事の求人を、障害者枠で探していたところ、経理専門の会社とほまれの家横浜の求人が見つかりました。
「就労継続支援A型事業所」という存在は、この時に初めて知りました。
ハローワークや区役所にて、主に就労継続支援A型事業所で働くための手続きのことなど、色々と教わりました。
就労継続支援A型事業所の利用は初めてだったのですね。
実際に就労継続支援A型事業所の利用者として働き始めて、ほまれの家横浜にどのような印象をお持ちですか?
ほまれの家横浜では、職員がそれぞれの利用者の特性を見極めて、担当会社や仕事を割り振りするスタイルです。
私は、難しい仕事であればあるほど燃える、というか、やりがいを感じるタイプなので、ここで、どこの会社の経理業務が来ても対処できるスキルを身に着けたいです。
高いモチベーションを維持できる環境があるということでしょうか。
まるさんの、今後の目標などあれば、教えてください。
どこの会社でも通用するような実力をつけたいです。
簿記に関して、ある程度の知識はあると思いますが、まだ資格を取得していません。
なので、まずは日商簿記3級からスタートして、会計関連の資格を取りたいと思います。
また、週に5日、フルタイムで働ける体力を取り戻したいと思います。
目指しているのは、一般就労です。
インタビューを終えて
座右の銘は
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
だと語る、まるさん。
「学徳が深まると、かえって他人に対し謙虚になることのたとえ」として使われる言葉ですが、まるさんには、謙虚に前向きに未来を切り開いていく女性……という印象を持ちました。
仕事に対して常にポジティブに取り組み、これまでの経験や訓練の成果を活かして業務を行うだけでなく、これからさらにスキルアップしていこうという意欲的な方です。
ほまれの家横浜の一員として、ともに盛り上げていきましょう。
ほまれの家横浜・会計チームでは、会計事務所さま・税理士事務所さまより委託を受け、領収書の仕訳やExcel・会計ソフトへのデータ入力代行業務、伝票整理業務などを行っています。
簿記有資格者や知識のあるスタッフ、利用者で作業を行い、勘定科目の仕訳なども行っています。
料金体系などお気軽にお問い合わせください。
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※このインタビュー記事は、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました。