ITパスポートと情報セキュリティマネジメントに合格!!
おーはようございまーす!
神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」Webチームのオッサーです。
実はこのオッサー、最近は資格取得(国家試験)に取り組んでいまして、こちら、ほまれの家横浜に通うようになってからいくつかの国家試験に合格しました。
今回は、その中から「ITパスポート」と「情報セキュリティマネジメント」の合格体験記的なものを書いていこうと思います。
そもそも、なぜ資格を取ろうと思ったか
一般的に資格取得のメリットとして、
- 就職や転職の際の競争力アップ
- 専門知識が増えることによるスキルアップ
- プロフェッショナルとしての信頼性アップ
- 士業の場合は、資格を持つことでできる業務が増える
なんてことが良く挙げられます。
他にも、例えば不動産業者の中には、宅地建物取引士の資格を持っていると資格手当を支給する会社もあるようです。
最近ではリスキリング(学び直し)なんて言葉も耳にしますが、資格取得に向けて勉強していると、自分自身の成長を感じたり、合格すると自身や自己肯定感にもつながります。
オッサーの場合は、これらに加えて、
いつか仕事に活かすために、ざっくりとその分野の勉強をしたいけれど、何を勉強してよいかわからない
なんてことが起きた場合、とりあえず、その分野の資格を探してみます。
個人的に独自に何かの分野の勉強に取り組むよりも、何かの資格の試験範囲を勉強した方が、その分野の全体像を学ぶことができて、わかりやすい教材も豊富。
合格すれば、資格取得を履歴書に書くこともできる。
とまあ、オッサー的にはいいことばかりのように思っています。
オッサーがほまれの家横浜に通い始めて最初に合格した資格試験は「ITパスポート」。
そもそもは、職員からの勧めでITパスポートの存在を知りました。
2021年5月からほまれの家横浜に通い始めて、Webチームに配属され、2021年6月に受験を勧められたITパスポート。
2021年8月の初旬に参考書を購入したところから、オッサーのITパスポート取得に向けての勉強生活が始まりました。
ITパスポート試験合格体験記
せっかく、これまで縁がなかったWebを扱うチームに配属されたのだから、WebやITのことを広く学びたいな……なんてことを思っていた時に勧められた資格。
最近見かけた報道では、「ニトリ、全社員の8割に『ITパスポート』取得目指す」なんて見出しのニュースもあり、ITパスポートは、ITのことを学ぶ最初の一歩なんだなと思っています。
そんなITパスポートについて、少し解説します。
ITパスポート試験の位置づけ
ITパスポートは、情報技術に関する基礎的な知識を持つことが求められる、スキルレベル1の試験です。
この試験は、情報技術を活用するすべての社会人や将来の社会人にとって必要なスキルを証明する国家試験だと、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は解説しています。
現代社会では、ITがあらゆる業種や職種に不可欠です。
経営戦略、マーケティング、財務、法務などの経営知識からセキュリティ、ネットワーク、プロジェクトマネジメントまで、幅広い分野の知識が求められます。
そして、新しい技術や手法についても理解が必要です。
ITパスポートの受験を通じて、これらの知識とスキルを身につけることができ、ITを効果的に利活用する力、つまり「IT力」の向上が期待されています。
ITパスポートは、2009年から多くの人に受験され、さまざまな層から支持されています。
企業では、社員のスキル向上に活用され、採用プロセスでも重要な要素となっています。
さらに、大学や高校でも授業や対策講座が提供され、学生の基礎的なIT知識の向上をサポートしています。
この試験は、IT化が進む中で、情報技術の基本スキルを国が認定する手段として、社会人としての資格と価値を証明しているのかもしれません。
【参考】
iパスとは(ITパスポート試験)
ITパスポート試験の難易度
ITパスポート試験は、ITに関連した試験です。
名前からも分かるように、ITの基本的な知識をテストする入門試験です。
この試験は共通キャリア・スキルフレームワークにおいて、レベル1と評価され、情報処理技術者試験の中では最も易しい部類に入ります。
合格率は約50%前後で、他の国家資格や民間資格に比べても難易度は低めです。
試験は100問の四択式で構成され、60%の正答率で合格になりいます。
ITパスポートは一般の社会人にもおすすめの資格で、試験範囲は、一般的な高校や大学で学ばない内容が中心です。
コンピュータと関わる日常的なスキルを身につけたい方に向いています。
専門学校や情報学部で学ぶ内容と近いため、その分野に興味がある方にはピッタリです。
合格すれば、ITに関する基本的な知識を身につけ、仕事に役立てることができます。
おすすめテキスト・参考書・問題集・Webサイト
ここからは、オッサーが実際にやった勉強法と、利用した参考書や問題集、Webサイトを紹介したいと思います。
オッサーが試験の準備を始めたのが2021年8月の上旬。
参考書は、SBクリエイティブの「いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」を購入しました。
この参考書を、最初に20時間=(1日2時間×平日のみ2週間)かけて読破。
この1周目の読破で概要を把握し、2周目からは10時間で最初から最後まで目を通すようにしました。
資格の勉強は、インプットしたらアウトプットすることが肝心。
オッサーの場合は、過去問の参考書は購入せず、「ITパスポート試験ドットコム」というサイトの、「ITパスポート過去問道場」を利用しました。
このサイトは、なぜ無料なんでしょうか。そう思うくらい充実しています。
【参考】
ITパスポート過去問道場
暇さえあればスマホでアクセスして、過去20回分(10年分)の試験を7周くらいしたでしょうか。
そもそもは、試験勉強を開始して3か月後の2021年11月半ばに受験しようと考えていたオッサー。
しかし、2021年10月初めころには、85%前後の正答率に到達するようになったため、申し込んであった日程を早めて、10月半ばに受験。
無事に合格しました。
情報セキュリティマネジメント試験合格体験記
その後のオッサーは、基本情報技術者試験の勉強を始めますが、2022年に2回受験して2回とも不合格。
2022年の夏ごろだったでしょうか。
2023年から、基本情報技術者試験の試験方法や試験内容がガラッと変わるという話を耳にしました。
もしも2022年中に基本情報技術者試験に合格できなかったら、基本情報技術者試験については、いろいろと勉強し直しかもしれない。
そう思ったオッサーは、ここで方針転換をします。
それは、
基本情報技術者試験の勉強は引き続き行いつつ、基本情報技術者試験と同じスキルレベル2の試験である、情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指そう
というもの。
共通キャリア・スキルフレームワークにおいて、レベル2と評価されながらも、試験範囲は基本情報技術者試験よりも格段に狭く、これならオッサーにも十分にチャンスがあるはず。
そんな目論見があり、2022年12月ごろから、情報セキュリティマネジメント試験の準備を開始しました。
情報セキュリティマネジメント試験とは
情報セキュリティマネジメント試験は、情報の安全性を守るための国家試験です。
この試験は、ITの専門家ではなく、情報を管理し、セキュリティに関わる仕事をする人々を対象としています。
試験を受けることで、情報の安全な取り扱いに必要な基本的な知識とスキルを証明できます。
この試験は、情報処理技術者試験の一部であり、基本情報技術者と同じレベルで評価されています。
組織における情報の保護は今や大きな経営課題であり、技術的な対策だけでなく、情報の適切な管理、業務フローの見直し、従業員の意識向上など、管理面の対策も不可欠です。
情報セキュリティマネジメント試験は、こうした社会的な要求に応えるために設立されました。
【参考】
情報セキュリティマネジメント試験とは(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)
情報セキュリティマネジメント試験の難易度
情報セキュリティマネジメント試験の難易度は、IT関連の資格試験の中でも、比較的取得しやすい部類に入ります。
この試験は、ITパスポート試験合格者のステップアップのために設けられ、基本情報技術者試験と同じレベルであるレベル2に位置しています。
試験内容を詳しく見ると、四肢択一の科目Aは基本情報技術者試験と似た内容です。
しかし、多岐選択式の科目Bは、具体的なケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践能力を問う内容で、幅広く深い知識が求められます。
単科目Bは、単なる基本情報技術者の下位互換ではなく、セキュリティ領域での深い理解が必要です。
恐らくこの情報セキュリティマネジメント試験は、ITパスポート試験合格者向けに設計されているように思います。
ITパスポート試験と基本情報技術者試験では、難易度にかなり差がありますが、情報セキュリティマネジメント試験を間に挟むことで、スムーズにステップアップできるのではないでしょうか。
おすすめテキスト・参考書・問題集・Webサイト
情報セキュリティマネジメント試験の際も、ITパスポート試験と同じような試験対策で臨みました。
まずは参考書を購入。
情報セキュリティマネジメント試験では、インプレスの「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書」を購入しました。
【参考】
徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和5年度
全文が電子版(PDF)で提供され、スマートフォンで学ぶ「でる語句200」が、購入特典で利用できる参考書です。
情報セキュリティの分野はどうしても覚える単語や、ややこしい説明が多く、オッサーの場合は、読むのも理解するのも一苦労。
そんなわけで、一度、参考書のPDFデータをメモ帳にコピー&ペーストして、読みやすくわかりやすいように改行しながら読み進めました。
さらに、そのメモ帳のデータをWordにコピー&ペーストして、PDFで保存して、PDFデータの音声読み上げ機能を使って、耳から聞いて覚えました。
また、今回はYoutube動画も活用しました。
特におすすめなのは、以下の2つ。
「まさるの勉強部屋」での解説は、情報セキュリティマネジメント試験よりも難易度が高い試験対策の動画ですが、なんとなく雰囲気をつかめれば大丈夫な感じです。
また「すーさん」での解説は、基本情報技術者試験を受験する人向けの動画ですが、情報セキュリティ関連とネットワーク関連のリストの動画を見るだけで、かなりいろいろなことがわかりやすくなりました。
以上のように、今回は参考書を聞きながらYoutube動画を活用しつつ、その後は過去問を解きまくることに。
例によって参考書は購入せず、以下のサイトでひたすら過去問を解きまくりました。
オッサーの場合は、それまでの基本情報技術者試験対策での下地があったため、2023年1月ごろに試験対策を開始し、2023年4月に合格しました。
資格取得に特化した勉強法
これは、あくまでもオッサーには適した、資格取得に特化した勉強法ですが、
とにかく過去問の問題集を解くこと
が、合格への近道だと思います。
特にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の試験は、小問だと、過去問とまったく同じ問題が出ることもそれなりにあります。
まずは、理解できなくても参考書を1周読み終えて、そうしたらすぐに、わからないなりに過去問を解くことを、オッサー自身はお勧めします。
もちろん、試験範囲のすべてを理解して資格を取得したい人もいるかもしれませんし、将来的に、その資格について教える側で働きたい人もいるかもしれません。
そういった皆さまには共感されない勉強方法かと思いますが、オッサーの経験としてお伝えできればと思っています。
このブログが、どこかで誰かのお役に立てたら幸いです。
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※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所「ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました。