大人になると誰もほめてくれない

おっはよーございまーす! ほまれの家横浜のオッサーです。

突然ですが質問です。皆さんは、昨日一日、誰かにほめられましたか?

先日、電車の中でスマホを眺めながら、ふと考えてしまいました。「そういえば、最近誰かにほめられたっけ?」って。思い出そうとしても、なかなか思い出せない。なんだかちょっと寂しいような、そんな気持ちになってきました。

この気持ち、わかる人も多いんじゃないでしょうか?

ちなみにオッサー52歳、今朝は4時に起きて、朝活でウォーキングに行ってきたんです。

ね? ね? 頑張ったでしょ? でも、誰もほめてくれない。

むしろ「それくらい当たり前じゃない? ほめるほどのことではないでしょ?」って顔をされるだけ。なんだかちょっと切ないですよね。

そこで今日は、「なぜ大人はほめられなくなるのか」という深~いお話から始めて、自分で自分を上手にほめる方法まで、じっくりとお話ししていきたいと思います。

なぜ大人になるとほめられなくなるの?

まずは、子どもの頃を思い出してみましょう。

私の場合、小学校1年2年の時の担任の先生が、とにかくほめ上手だったんです。

  • 「日記、とても丁寧に書けてるね!」
  • 「給食、嫌いなニンジンも残さず食べたのね!」
  • 「お友だちに優しく声をかけられて、えらい!」

もう、ほめられっぱなしでした。

家に帰っても同じ。我が家では、母親がほめ上手でした。

  • 「お片づけできたの?えらいね!」
  • 「もう宿題、終わったの? すごーい!」
  • 「お手伝いありがとう。助かる!」

まるで、ほめ言葉のシャワーを浴びているような毎日だったように思います。

でも今や……。深いため息。

新しい企画案を一生懸命作っても、とぼしい反応。
就業時間目いっぱい使って仕事を片づけても「お疲れさま」で終わり。

なんだか、すごく切ない気分になる時があります。

実はこれ、複数の理由があるようなんですよね。

大人になるとほめられなくなる3つの理由

まず1つ目。社会人になると「当たり前」が増えすぎちゃうんです。

考えてみれば、社会人の一日って「当たり前」の連続なんですよね。

朝はきちんと起きて、身だしなみを整えて、遅刻せずに出社して、あいさつをして、メールをチェックして、会議に参加して、締切を守って、報告・連絡・相談をして、帰宅したら家事をして……。

はぁ、書いているだけで疲れてきました。

これらのタスクを完璧にこなしても、誰もほめてはくれません。むしろ、これらのどれか一つでもおろそかにすると、すかさず指摘が入る。なんだか理不尽な気がしませんか?

2つ目は、周りの大人たちも余裕がないということ。

これ、すごく大きな問題だと思うんです。

だって、自分の仕事に追われて、睡眠時間も十分に取れていない人が、他人の頑張りに目を向ける余裕なんてあるでしょうか。

  • 世間では、部下の成長を喜ぶ余裕すらないくらい、上司も必死。
  • 同僚の新しい取り組みを評価する時間すらないくらい、みんな必死。
  • 自分の日々の頑張りに気づく心の余白すらないくらい、世の中が必死。

そんな状況だから、誰かの「がんばり」は、静かに空気の中に溶けていってしまう。そんな気がしてなりません。

3つ目は、日本特有の「ほめる文化の希薄化」。

これって、実は深刻な文化的課題かもしれません。

海外に住む友人から聞いた話ですが、アメリカでは「Good job!」が日常的なあいさつがわりなんだとか。ちょっとした成果でも、まずは相手を認めることから始まるそうです。

一方、日本の職場ではどうでしょう。

  • 「これくらいできて当然」
  • 「まだまだ努力が足りない」
  • 「もっと上を目指せ」

どこか厳しい言葉が飛び交っている気がしませんか?

もちろん、改善点を指摘することは大切です。でも、その前に「よく頑張ったね」の一言があるだけで、受け取る側の心持ちは全然違うはず。

これって、実は結構深刻な問題のように、オッサーは思うんですよね。

心理学では、他者からの承認が人間の精神的健康に大きな影響を与えることがわかっています。

特に注目したい「自己肯定感」という言葉

ほめられる機会が減ると、自分の存在価値や能力に対する自信が、徐々に低下していくんだそうです。これを「自己肯定感の低下」と呼びます。

たとえば、こんな経験ありませんか?

  • 新しいプロジェクトに挑戦したいけど、「自分にはできないかも」って思っちゃう。
  • 会議で意見を言いたいけど、「変なこと言って笑われたら……」って躊躇しちゃう。
  • 抜擢されてチャンスもらっても、「私なんかが……」って尻込みしちゃう。

これって、もしかしたら「ほめられない生活」が長く続いた結果なのかもしれません。

でも、ここで朗報です。朗報があります。

最近の研究ではなんと、「自分で自分をほめる」ことにも、大きな効果があることがわかってきたんです。

自分をほめることの大切さ

「えぇっ!? 自分で自分をほめるなんて、ちょっと恥ずかしくないですか?」

そんな声が聞こえてきそうですね。

実は私も最初はそう思っていました。でも、いくつかの心理学の本に出会って、考えが変わったんです。

自分を認めることは、心の健康に大切なビタミンのようなものかもしれないって。

考えてみれば、誰よりも自分のことをわかっているのは、他でもない自分自身。だったら、自分の努力や成長を一番理解している自分が、自分をほめてあげるのは、実はすごく自然なことなのかもしれません。

科学的に見ても、自己承認には素晴らしい効果があるんだそうです。

たとえば、自分をほめると、脳内でセロトニンやドーパミンといった「幸せホルモン」が分泌されるそうです。つまり、自分で自分をほめることは、脳科学的に見ても理にかなっているわけです。

さらに! モチベーション研究の分野でも、自己承認の重要性が指摘されているようです。

「他人からの評価を待つのではなく、自分で自分を認められる人の方が、長期的なモチベーションを維持できる」

そんなような内容を、どこかで見かけてた気がします。

なんだか、だんだん興味深くなってきませんか?

目標達成と自己承認って具体的にはどうやるの?

では、具体的にどうやって自分をほめていけばいいのでしょうか。

オッサーなりの「自分ほめ」の方法を、実践例を交えながらご紹介したいと思います。

まずは、小さな目標設定から始めましょう。

ここでポイントなのは、「小さな」というところ。最初から大きな目標を立てすぎると、達成できない可能性が高くなってしまいます。

私の場合はこんな感じでスタートしました。

  • 「今日は朝5分早く起きる」
  • 「朝活で15分だけ本を読む」
  • 「夜は9時までにスマホを置く」

どれも、とても小さな目標ですよね。

でも、これが大事かもしれないんです。なぜかって? 小さな目標ほど達成しやすく、達成すれば自分をほめるチャンスが増えるからです。

そして、目標を達成したら、必ず自分をほめる時間を作ります。

  • 「今日も早起きできた! オッサー最高!」
  • 「少しずつ読書の習慣、ついてきたじゃん!」
  • 「スマホの使用時間、ちゃんとコントロールできてる!」

最初は照れくさくて、小さな声でしか言えませんでした。でも、続けているうちに、だんだん自然になってきたんです。

目標管理の方法として、オッサーは、タスク管理ツールのカレンダー欄に「ほめノート」というものを作っています。

これは、その日の目標と、達成できた時のほめ言葉を書いておくノート。スマートフォンのメモでも、紙のノートでも、どちらでも構いません。

大切なのは、達成時の自分へのご褒美も一緒に決めておくこと。

たとえばこんな感じです。

  • 目標:朝5分早く起きる
  • ほめ言葉:「早起きマスターになってきたね!」
  • ご褒美:お気に入りのハイカカオチョコレートを食べる

これを毎日続けていくと、思わぬ効果が表れてきます。

まず、自己肯定感が少しずつ高まってきます。「私にもできることがある」という実感が湧いてくるんです。

次に、新しいことへのチャレンジが楽しくなってきます。「失敗しても、また頑張ればいい」という余裕が生まれるから。

そして何より、人生が少しずつ楽しくなってくる。

これって、すごいことだと思いませんか?

自分をほめることから始める新しい人生

ここまでおつき合いいただき、ありがとうございます。ここまで読んだ皆さんは、素晴らしいです。オッサーがほめます。大好きです。

最後に、もう一度確認しておきたいことがあります。

大人になると、たしかに誰もほめてくれなくなるかもしれません。でも、それは決してさみしいことではないんです。

なぜなら、私たちには「自分で自分をほめる」という素敵な特技があるから。

今日から、少しずつ始めてみると、素晴らしい日々が始まらないのかもしれませんし、始まるかもしれません。

朝、鏡を見ながら「今日もやったるで!」。夜、自分をほめながら「あんたはえらい!」。

そうやって、自分との対話を増やしていく。それは、きっと素敵な人生の転換点になるはずです。

最後に、この記事を読んでくださった皆さんへ。ここまで長い記事を読んでくれて、本当にありがとう。それだけでも、十分ほめられる価値があるんですよね。

明日からは、皆さんも「自分ほめ上手マスター」になってみませんか?

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大人になると誰もほめてくれない

※このブログは、神奈川県横浜市にある就労継続支援A型事業所ほまれの家横浜」のオッサーが執筆しました。